おやこ教育ねっと 千葉県版
首都圏進学フェア2024 in 千葉
幕張メッセなど4カ所で開催
来春の高校入試を目指す受験生を中心に、学校選びの重要な指針となる「首都圏進学フェア2024 in 千葉」が7~9月、今年
もメイン会場の幕張メッセなど、県内4会場で開かれます。県内の高校を中心とした学校がブースを設け、来春の入試資料を配布。
個別面談方式で受験生の相談に応じます。夏休み中に進学フェアの会場を訪れ、最新の入試情報をしっかり把握して自分にあった
学校選びをしましょう。
「受験のことならこのイベント」として定着した「首都圏進学フェア2024」は、各会場とも入場無料。昨年は4会場で延べ約2万4千人の来場がありました。
柏会場は学区別で2日間
柏市の柏の葉カンファレンスセンターは7 月27 日(土)に1、2、7、8、9 学区、28 日(日)は3、4、5、6 学区にある公立私立の学校と県外の学校の出展。両日とも午前11 時~ 午後4 時の開催です。
幕張メッセは8 月3(土)、4 日(日)の開催。4 日は午前11 時から午後4 時、3 日は午前10 時から後4 時です。毎年、大変多くの方にご来場いただいており、今年も混雑が予想されます。ご来場の際はお時間に余裕をもってお越しください。
8 月18 日(日)は成田市のホテルウエルコ成田で午前11時~ 午後4 時、9 月1 日(日)は木更津市の木更津市民会館中ホールで午前11 時~ 午後3時まで開催します。
各学校とも来年の受用のパンフレットを配布いたします。また各学校のブースでは先生方が直接質問に答えます。他にも学校の生活の様子を示た展示やビデオを使った授業や部活の紹介など、学校ごとの特色やカリキュラム、進学情報、就職に向けてのサポート体制などを含め詳しく説明します。今春行われた千葉県公立高校入試の詳細は2、3 面に詳しく掲載しています。また、進学フェアの有効な活用方法は7 面に詳しく掲載しています。
幕張メッセや柏会場は大変な混雑が予想されています。駐車場には限りがあります。公共交通機関をご利用いただくようお願い申し上げます。
フェア当日は猛暑が予想されます。帽子や日傘、ハンディ扇風機、ネッククーラーをご持参いただくなど、熱中症対策にお気を付けください。
来場者の皆さまには「進学フェアデータブック」「安全・安心ガイドブック」「高校受験対策英語リスニング問題集」「私立高校進学データ」をもれなくプレゼントします。
千葉県公立高校入試 令和6年度の概要
(株)総進図書 岡山 栄一
学力検査にマークシート導入! 志願倍率は昨年度と変わらず!
千葉県の入試制度でメインの選抜は、「一般入学者選抜」です。一般入学者選抜は「本検査」と、やむを得ない理由で受験できなかった生徒を対象とした「追検査」で構成されています。結果は一括で発表されます。
本検査は、2 月下旬の2 日間で実施され、追検査は本検査が実施された後の別日程の1 日で実施されます。
合否を判定する資料は①学力検査の結果②調査書中の3 年間の9 教科評定合計値③調査書中の学習関連以外の記載事項(生徒会活動・部活動・資格等)④学校設定検査の結果。それぞれが数値化され、総合点によって合否が決まります。また、「学校の特色を重視した選抜方法」を取り入れた2 段階による選抜方法もあります。
千葉県の学力検査は今年度、マークシート式の解答方法へと大きく変化しました。問題構成では、選択問題の比率が高まりました。
今年度の志願者数(確定志願者数)は3 万4,478 人で、志願倍率1.12 倍と昨年度と同数となりました。
志願倍率を学科別に見てみると、「理数に関する学科」が伸び1.60 倍と大幅に上昇。「情報に関する学科」が1.48 倍(昨年度1.25 倍)、「国際関係に関する学科」が1.43 倍(昨年度1.25倍)とそれぞれ上昇しています。
学区ごとでは、都市部の第1 ~ 4 学区で1.12 倍超。一方、第5 ~ 8 学区は1.00 倍を割り込みました。
高い倍率の目安となる1.50 倍以上の学校・学科は16 校20 学科で昨年度(13 校15 学科)より増加。1.00 倍以下の学校・学科数は57 校93 学科で、昨年度(57 校89 学科)より増加しました。
☆各学区の概況☆
1学区―千葉市
中堅上位校が大きく減少、工業系学科を除く専門学科は安定
全日制の募集人員6,080 人に対して7,328 人が志願し、倍率は1.21 倍。昨年度より0.06 ポイント下降しました。普通科の約7 割で志願倍率を下げており、最も多く志願者数が減ったのは千葉女子の94 人。中堅上位校の千葉南、若松、市立千葉でも大きく減少しました。
県内トップ校の県立千葉の倍率は1.48 倍、2 番手の千葉東は1.31 倍。県立千葉では、2 段階選抜を導入し、2 段階目の選抜で学力検査重視(得点を1.5 倍)の選抜方法。千葉東は、学校設定検査に県作成の「思考力を問う問題」を採用しています。幕張総合が1.50 倍前後、検見川が1.30 倍前後となっています。
専門学科は、千葉商業の商業・情報処理科、幕張総合の看護科は安定した入試状況。工業系学科では、京葉工業の電子工業科と千葉工業の情報技術科を除いて2次募集を実施しました。
1 学区は、近年になく、総体的に下降傾向の入試状況であったと言えます。
2学区-船橋・市川・松戸・習志野・八千代
全県トップの船橋はじめ、全体的に上昇傾向
募集人員9,320 人に対して1 万1,244 人が志願し、倍率は1.21 倍と2年連続で上昇しました。
学区トップ校の県立船橋の普通科は、志願者を増やして2.00 倍と普通科のトップ。理数科も志願者が増え、全学科中でトップ(2.18 倍)となりました。小金は1.63 倍と大変厳しく、薬園台は今年度も志願者数を伸ばし1.51 倍。船橋東は昨年度とほぼ同レベルの志願状況で、八千代は安定しています。
今年度生より「新しい制服」が導入された船橋芝山が昨年度より121 人の志願者増で1.57 倍と非常に厳しい入試に。船橋啓明、船橋北も顕著に志願者を増やしています。
松戸地域は、松戸国際の普通科・国際教養科、市立松戸の普通科・国際人文科は今年度も好調で、1.50 倍前後と安定。松戸六実も志願者を増やしています。
2 学区は総じて上昇傾向が見られる状況でした。
3学区―柏・流山・野田・我孫子・鎌ケ谷
東葛飾など厳しい状況も、TX 沿線は減少傾向
募集人員5,320 人に対して6,095 人が志願し、倍率は1.15 倍。いずれも昨年度とほぼ同数でした。
トップ校の東葛飾は1.94 倍と非常に厳しい入試。県立柏は1.27 倍になっています。鎌ケ谷と柏南も志願者数を伸ばし、柏中央、我孫子、野田中央は、志願者数が増加しました。
つくばエクスプレス(TX)沿線の学校では今年度、志願者数が減りました。柏の葉の普通科は定員40 人減と昨年度の厳しい入試を嫌い、大幅な志願者減少となりましたが、1.48 倍と依然厳しい入試。流山おおたかの森の普通科も志願者が大きく減少し、倍率は1.25 倍に留まっています。TX 沿線は人口が増えており、隔年現象で来年度は厳しい入試が予想されます。
3 学区は定員に満たない学校が多いのも特徴。今年度も9 校12 学科で2次募集を実施しています。
4学区―佐倉・成田・四街道・八街・印西・白井・富里・印旛郡
全体的に穏やかな状況も、佐倉は厳しい傾向
募集人員3,000 人に対して3,370 人が志願し、倍率は1.12 倍とほぼ昨年度通りの状況でした。
トップ校の佐倉は、志願者が増加し1.60 倍。理数科も1.70 倍に上昇しました。成田国際の普通科は1.55 倍前後の非常に安定した入試状況が続き、国際科の志願者数は増加傾向で今年度は1.46 倍になりました。
白井は志願者が増え1.31 倍と近年にない厳しい入試。四街道は志願者数を減らし1.10 倍と昨年度を大幅に下回っています。また、佐倉東の普通科、印旛明誠も志願者数が減少しました。
白井は志願者が増え1.31 倍と近年にない厳しい入試。四街道は志願者数を減らし1.10 倍と昨年度を大幅に下回っています。また、佐倉東の普通科、印旛明誠も志願者数が減少しました。
5学区―香取・香取郡・銚子・旭・匝瑳
伝統校含め、全ての学校が穏やかな志願状況
募集人員1,920 人に対して志願者数はほぼ昨年度と同じ1752 人で、倍率は0.91 倍でした。
伝統校の市立銚子は定員を40 人減らしましたが、1.06 倍と例年通り穏やかな入試となっています。伝統校の匝瑳は普通科と理数科を統合した「総合学科」へ改編されましたが2次募集となりました。1.00 倍を超えた学科は、学区内20 学科のうち、佐原の普通(1.06 倍)、佐原白楊(1.01 倍)、銚子商業の商業・情報処理(1.02 倍)、市立銚子の普通・理数(1.06 倍)のみ。全ての学校が緩やかな志願状況となっています。
6学区―東金・山武・大網白里・山武郡
志願者の減少止まらず、成東は基本的選抜に
募集人員960 人に対して826 人が志願し、倍率は0.86 倍でした。昨年度に続き志願者数は減少し、倍率も下降しています。成東の普通科の募集定員が40 人減となり、募集方法も普通科・理数科の「くくり募集」となりました。成東は、昨年度実施した2 段階選抜を今年度は取りやめて「基本的選抜方法」に戻しています。その他、東金商業、大網、九十九里の各学科は、今年度の志願者数も非常に低調で、大幅な2次募集となっています。
7学区―茂原・長生郡・勝浦・いすみ・夷隅郡
前年より倍率微増も、大幅な二次募集を実施
今年度、募集人員の変動はありません。7 学区トップの長生は募集形態を変更し、普通科・理数科の「くくり募集」。志願倍率は1.15 倍と昨年度より上昇しました。一方、茂原は志願者を減らし、今年度は2次募集。茂原樟陽は、工業系の志願者が伸び悩み。一宮商業、大多喜、大原は、今年度も大幅な2次募集を実施しています。この学区全体の倍率は0.90 倍で、昨年度の0.87 倍からやや上昇しました。
8学区―館山・鴨川・南房総・安房郡
県内で最も低い倍率を継続、全学校で二次募集に
昨年度と同じ募集人員720 人に対して昨年度より約40 人少ない569 人が志願。倍率は0.79 倍で県内で最低となりました。伝統校の安房をはじめ、長狭、安房拓心、館山総合の全ての学科で2次募集を実施しました。ほぼ全入の入試状況となっています。
9学区―木更津・君津・袖ケ浦・富津・市原
伝統校の木更津・君津、袖ヶ浦など厳しい入試に
募集定員の変動はなく、募集人員2,200 人に対し志願者数は2,252 人で、学区の志願倍率は1.02 倍となりました。
段階選抜を導入している木更津の普通科の志願者は増加し1.45 倍。理数科も1.40倍と高い水準を維持しています。同じく2 段階選抜を導入している伝統校の君津は、志願者が大幅に増えました。袖ケ浦の普通科が志願者増で倍率が1.22 倍まで上昇。袖ケ浦の情報コミュニケーション科も1.33 倍と厳しい入試です。また、市原緑は志願者減で2次募集を実施。京葉、姉崎、市原八幡については、ほぼ例年通りで推移し、アクティブスクールに改編となった市原は、志願者減となりました。
最後に
マークシート導入で、学力検査問題も“ 非常に” 基礎・基本を重視した内容に
今年度の入試で、志願倍率1.50 倍以上の学校・学科数は昨年度を大きく上回り、特に上位校の多くは志願倍率を上昇させています。偏差値60 ~ 65 の学校では、平均倍率が1.41 倍へ0.07ポイント上昇。さらに偏差値65 以上の学校では平均倍率が0.08 ポイント上昇し1.69 倍に達しています。中堅校も平均1.20 ~ 1.30 倍が多数。2千人超の2次募集を見ると、「緩やかな」入試と言えますが、中堅校以上の入試は「厳しい」と断言できます。今年度の入試ではマークシートが導入され、学力検査の問題も非常に基礎・基本を重視した内容になっています。油断せずに日頃から学習に励み、志望校の合格切符を手に入れてください。
1 まだ決めていない
まず、どの学科に進もうか考えてみましょう。
普通科のほか商業科、工業科、農業系など、高校では学科ごとに、それぞれ特色のある勉強をします。どの学科に進むかで、高校卒業後の人生は大きく変わります。例えば、大学進学を志すなら普通科。就職希望なら職業系学科が便利です。
将来はまだ分からない。高校卒業後の進路もまだ見えないなら、今、自分が興味・関心を持っていることは何かを考えてみるのもいいでしょう。将来の方向性が見つかることがあります。それでも分からない場合は、とりあえず「普通科」への入学をお勧めします。
2 方向性が少し見えている
千葉県立の高等学校は、全日制普通科は9つの学区に分かれ、自分が住んでいる学区と隣の学区にある高校が志願できます。全日制普通科以外の学科と、千葉女子高校・木更津東高校は県内のどこからでも志願できます。ただ、交通の便なども十分考慮に入れて考えることが必要です。通学に要する時間を実際に調べてみましょう。
何を基準に選べばよいか迷っている場合は、高校で何に取り組みたいか考えてみましょう。例えば難関私立大学への進学や、部活動で全国大会出場など、やりたいことを具体的に考え、希望がかないそうな高校を3校くらい選びます。
次に、これまでの学力テストや内申点などの結果から、どの学校に合格可能か、受験ガイドや担任の先生、塾での相談会などで調べてみましょう。
3 複数の候補高校がある
候補になっている高校を比べてみましょう。校風はあなたに合っていますか? 自由な雰囲気、まじめな生徒が多い、男子校か女子校かなど学校によって特色はさまざま。高校生活の満足度に影響します。
また、充実した施設や設備は楽しい高校生活を送るために欠かせません。十分な運動部活動ができる広いグランドや最新機種がそろったコンピュータールームなど目的に応じた施設・設備は是非とも確かめたいポイントです。
最後に実際に通学する際にはどのような交通機関を利用し、通学時間はどれくらいかかるのか調べましょう。乗り換えや通学時間帯の混雑状況などの情報もしっかりと集め、毎日通うことを前提に検討して通学時間に無理はないか確認が必要です。
4 志望校が決まっている
志望校の進学・進路状況をしっかりつかんでください。3年後の進路に大きく影響します。
また、同じ普通科でも学校によって教育内容は大きく異なります。大学受験に向けた補習や講習が充実している学校もあれば、進学は生徒の自主性に任せている学校もあるなど多様です。
また、大学付属校であっても系列大学への進学状況のチェックを忘れずに。専門学科や職業系学科でも実際の学習内容をしっかり把握しましょう。
1 通学について
バスや電車で通学可能な環境のように考えられても、始業時間や部活動の時間の長さ、課題の量などで、かなり過酷な高校生活を強いられる場合もあります。特に高校が自宅から遠い場合は
▽ このくらい遠方から通学してきている生徒は他にいるのか?
▽ その状況は先生から見てどう思われるか?
などを聞いておくといいかもしれません。
これはみなさんだけでなく、お母さんが起きて弁当を作る時間などにも関わってきますよ。
2進学状況・就職状況について
高校選びの際に気になるのが、やはり大学や専門学校への進学状況ではないでしょうか。高校のホームページやパ
ンフレットにも大まかな情報は載っていますが
▽ 指定校推薦はどのくらいの人がもらえるのか?
▽ 成績中位者・下位者の進学先や就職先
▽( 進学の場合)現役生・浪人生の割合
これらの進路情報はなかなか知ることができません。
3実際のカリキュラム
特に、特進コース・普通コースなどのコースに分かれている場合、授業コマ数や時間数の違い、補習や課題の量など細かい情報を聞いておくのもアリかもしれません。
そこで以下の2点は重要です。
▽ 特進コースから普通コースへと落ちることはあるのか?
▽ 特進コースの場合、部活はあまりできないのか?
4校則・校風について
▽ 校則は厳しいのか
▽ 校風はどんな感じか
▽ 生徒の気質はどうか
子どもの目線でもっとも気になる部分について聞いておくのもおすすめです。
特に女の子は気にしていることが多く、服装や髪型などの細かいルール、部活動の活発さなどについても必要に応じて聞いておきましょう。
これらは相談会だけではわからないことも多いので、できれば高校の文化祭や体育祭、部活動などを実際に見学しに行くといいですね。
高校に入学してから「思っていた高校生活と違う」と後悔しても遅いです。各種説明会・相談会を利用して最大限高校の情報を収集しましょう!
実現可能なプランをたてよう!
休日の計画をたてるとき、あれもこれもやろうと欲ばりがちになることが多い。いろいろ手をつけて、結局1 つもものにできないこともよくある話。欲ばらずに、実現可能な計画であることが第一条件だ。
◎目標が明確で具体的なこと。
◎目標を達成するための方法・手段がしっかりしていること。
この2 つの条件を満たしていれば、そのプランは実現可能。たとえば、「私は不得意教科を集中してやる」と目標をたてる。目標はできるだけしぼったほうが対策もたてやすい。次に、それに合わせた勉強方法を決めていく。これも、 いろいろな方法ではなく、しぼったほうがいい。ねらった目標の完全達成が大切だ。
調節できる自由時間を作ろう!
計画を実行してみるとわかるけれど、思うようにはいかないものだ。予定外のことが急に入ると、計画を100%達成するのはなかなか難しい。そこで、計画表には調整可能な自由時間を作っておくのがコツだ。途中で計画を修正するのにとても役立つ。
生活にアクセントをつけよう!
ひたすら机に向かって勉強するのでは、マンネリになる。遊ぶときは思い切って遊ぼう。勉強も図書館へ行ったり、友だちの家でやったりと、場所を変えてみるのも一つだ。生活にアクセントをつける工夫は、充実した時間を過ごすコツだ。
学 習
教科のバランスをじょうずにとろう!
不得意教科の克服をめざして、寝てもさめても数学や理科の勉強ばかり…これはいけない。教科のかたよった勉強は、栄養のバランスがかたよっているのと同じ。勉強のプランを組み立てるときには、得意・不得意、文系・理数系がうまく配分されているように工夫しよう。そのほうが頭もリフレッシュする。
基本にもどって学習しよう!
受験勉強は何をどうすればいいのかがよくわからない人が多いだろう。夏に重点的にやっておきたい勉強は、「1・2 年の復習」と「不得意教科の克服」だ。比較的まとまった時間が持てる夏こそ、この2 つの勉強にはもってこいだ。少なくとも、どちらかはやっておきたい。どちらかを勉強するにしても、大切なのは基本にもどること。\1 日の勉強時間の大半を費やしてもかまわない。基本さえしっかりしていれば応用はいくらでもスピードアップできる。
いままでの勉強法をチェックしよう!
今までの勉強法をチェックして、よりよい方向に変えていくにも、夏休みはよい機会だ。今まで復習中心の勉強で効果があがらなかった人は、予習中心にきりかえてその効果をためしてみたり、勉強時間をずらしてみたり、暗記の時間だけ特別に設けてみたりする工夫が必要。もちろん順調に勉強の進んでいる人は、勉強方法もこのままで。2 学期に入ってから自分の勉強スタイルを変えるのは難しい。
健 康
体を動かす時間を確保しよう!
暑くてバテるからといって、毎日家の中でゴロゴロしていては、体によくない。朝のジョギングや体操、昼の水泳、お風呂あがりの柔軟体操などのような、体を動かす時間を作ろう。ヘトヘトになるまでやる必要はないけど、血液の流れもよくなるし、体が軽く感じるはずだ。
十分な睡眠時間を確保しよう!
まず起きる時刻と寝る時刻をしっかり決めておくこと。つまり、決まった時刻に決まった睡眠時間をとるという意味だ。夜型や朝型の勉強をする予定の人も、これだけはしっかりと決めておこう。デタラメな睡眠時間は、食欲がなくなって夏バテの原因にもなるので要注意だ。
涼しい時間を利用して無理なくやろう!
家での勉強は、朝と夜の涼しい時間を利用したほうが能率があがる。夏の勉強は暑さとの戦い。暑いときの努力は、必ず2 学期からの勉強に結果として現れる。
クーラーの冷やしすぎは要注意!
図書館などの大型クーラーの入っている所では、直接冷風に当らない場所を選ぼう。家庭ではこまめに温度調節をして外気との温度差が大きくならないようにしよう。冷房している部屋に長時間いる場合は、外にいるときよりも1 枚厚着するくらいの気配りがほしい。
食事のバランスに注意しよう!
暑いからと冷たいジュースばかり飲んでいては、たちまち夏バテ。1 日3 度の食事は、きちんととろう。夏は汗をかくのでカロリーを多く使う。栄養のバランスのとれた食事をとるようにしたい。またビタミンも失われやすいので、生野菜などで補給するように心がけよう。
進 路
納得のいく進路を選ぼう!
あと数ヶ月後には進路を決定しなけれはならない。時間的に余裕のある夏に、もう一度基本にもどって進路を選択するうえでの留意点や、休み中にできる志望校の情報収集等についてまとめてみた。
進路を考えるうえでの留意事項
◎ 目先のことや見栄,体裁にとらわれていないか
◎ 友人などの意見に惑わされていないか
◎ 家族の希望などを十分に考えているか
これらの点に注意して、納得のいく進路を選択しよう。
志望校の情報を集めよう
高等学校に進む場合に、志望校の情報収集は夏にやるべきことの一つと言えよう。その手段としては、市販の高校案内を見たり、先輩や先生から話しを聞いたりする方法があるが、実際に高校を見聞きすることのできる学校見学会や体験授業を利用することがおすすめだ。
もぎテストや塾内テストを参考に
もぎテストや塾内テストの結果を利用して、志望校についての情報を知ることも必要だ。特に、もぎテストは、テストの結果以外に個人票に志望校に関する情報などが出ているから参考にしよう。また、もぎテストの結果から各教科ごとのキミの理解できている単元と理解できていない単元がわかるようになっているから、学習プランをたてる時に役立つはずだ。